2014年7月20日日曜日

イギリス(主にロンドン)旅行記 その8 〜ロンドン観光二日目1:大英博物館とフリーメーソン博物館〜

Camera:Canon 5D MarkⅡ / Lens:COLOR-SKOPAR 20mm / Aperture:f3.5 / SS:1/1250s / ISO:100



イギリスに到着してから3日目。

ロンドン観光2日目となるこの日は、まずは大英博物館を見に行きました。


昔からの歴史好きとして、一生に一度は行ってみたいと思っていた
大英博物館をついにこの目で見る事が出来て、入り口に着いた時は
軽く鳥肌が立つくらい感動してしまいました…!

…ちなみに、この日奥さんは、ロンドンに住んでいる友達と
遊びに行くため別行動。再び合流する夕方まで、一人で
博物館+ロンドン観光をすることになりました。


そんな訳で、ここから数時間は、誰に気兼ねする事無く、
思いっきり自分のペースで大英博物館見学。

よく言われる事ですが、大英博物館は建物自体がかなり広く、
展示物も、常設展示だけで相当数(15万点だとか(;^^A)あるので、
一日で全部きちんと回るのは基本的に無理。

…なんですが、それでも絶対にしっかり見ておきたいものを
見つつ、ざっとでもいいので全ての展示物を見るだけは
見ておきたい…、ということで、かなりの早歩きで
見学をする事にしました(笑)。

一人だからできるこの暴挙(笑)。

後半は、軽く息が上がるくらいに、めちゃくちゃなペースで
見て回る結果になってしまいました。(だって、後から後から
面白い物が出てくるんです…(-_-;))



エジプトのコーナーに入ったすぐの所においてある、ロゼッタストーンはもちろんのこと、

Camera:Canon 5D MarkⅡ / Lens:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM EO/ Aperture:f5 / SS:1/13s / ISO:1250

大英博物館の目玉の一つである、ギリシアのパルテノン神殿を
復元したコーナーや、エジプトのミイラにアッシリアのレリーフなど、
どれもこれも2000年以上昔の 貴重な史物が、おしげもなく展示されています。


写真撮影も原則禁止されていませんので、うちもここではもの凄いたくさんの
写真を撮ってきたのですが、その中でも個人的に感動したのが、下の3点。

ユリウス・カエサル(紀元前100年頃 〜 紀元前44年3月15日)
まずはユリウス・カエサルの頭像に…、

ローマ初代皇帝アウグストゥス(紀元前27年~14年)

帝政ローマの創始者、初代皇帝アウグストゥスの頭像。


うちが歴史上好きな人物ベスト5に入る2人の、しかも後世に
なってから作られた物ではなく、ほぼ2人が生きていた当時
(像が作製されたのは死後のようですが)に作られた頭像と言う事で、
もう拝みたくなるような気持ちで(半分拝んでたかも(笑))、しばらく
見入ってしまいました…。…本当に感動…。


そして、もう一点。

不思議な事が大好きな人にはおなじみの、水晶髑髏も、
ここ大英博物館に展示されています。

わかる人には有名な、水晶髑髏。ちなみに大英博物館にあるものは、「ブリティッシュ・スカル」と呼ばれる物です。

当時の科学力では作る事ができない不思議な遺物、オーパーツとして
一部で有名なこの水晶髑髏ですが、実はとっくに偽物であることが
判明しています。(19世紀以降に作られた物だそうです)


それをみんな知っているのか、この水晶髑髏は人が全然集っておらず、
みんな素通り…という状態だったので、誰はばかる事無くゆっくり見物(笑)。

昔っからこの手の話は大好きだったので、水晶髑髏も「なんでこんな物を、
昔の人は作れたんだろう…!」と、理由を想像してはワクワク していた物。

偽物、とはわかっていても、昔のワクワクを思い出して、
ちょっと嬉しい出会いとなりました(笑)。


あと、個人的にちょっと嬉しかったのが、日本の史物を展示している
コーナーで、ちゃんとアイヌの人たちの文化が紹介されていた事。



海外の、それもこのクラスの博物館で、しっかり
北海道の文化も紹介してもらっていると言うのが、
道民として結構嬉しかったです(^^)

とりあえずこの日見た中では展示が無かったのですが、
ぜひ沖縄の琉球文化も、しっかり紹介してほしいなぁ…と思います。



その後、4時間ほど見学をしてから、いったん大英博物館のカフェで休憩をした後、
(なにせ4時間、早足で館内を回りっぱなしだったので、ヘトヘトでした…)

一階にあるカフェテリア。スコーンの大きさは、大人の拳骨くらいあります…。二階にはレストランも有りますよ。

一階ロビーにあるお土産屋さんで、少しお土産を購入して、
大英博物館を後にしました。


とりあえず以前から見たかった物と、早歩きで館内を一通り歩いて
見つけためぼしい物(笑)はじっくり見る事ができたのですが、
そこはやはり 「一日では回れない」と言われる大英博物館。

まだまだ「あれも見ておけば良かった」
「あれは結局ゆっくり見れなかった…」
というものが結構あり、次にロンドンに来る事があれば、
絶対にまた再来したいと思います。


歴史、特に古代エジプト、ギリシア、メソポタミア、
アッシリアあたりの歴史が好きな人は、絶対にお勧めです。
(逆に、中世の歴史が好きな人は、あまり見たい物がないかも)




大英博物館を出た後は、徒歩で「フリーメーソン博物館」に向かいます。

これまた一部の人には有名な「誰もが知っている秘密結社」(笑)、
世界を牛耳るフリーメーソンの博物館です。

ロンドンのロッジ(拠点、のような意味?)の一部が
博物館として解放されており、儀式の際に使う貴重な遺物や、
昔の大工道具(フリーメーソンは大工のギルドが起源だそうです)
なんかが展示されており、地味に非常に面白かったです(^^)

ちなみに館内はいっさい写真撮影禁止。カメラは「荷物預かるから全部置いてって」と
博物館の受付に置いて行かなければいけないので、(禁止と言われたら黙ってても 撮影
しないけど)ここでの中の写真は一枚もありません。

これが外観。

Camera:Canon 5D MarkⅡ / Lens:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM EO/ Aperture:f3.2 / SS:1/1000s / ISO:100

写真に写っているのは正門ですが、ここからは建物には入れません。

向かって左側の歩道を少し歩いて行くと、正門よりはやや小さな
入り口が開放されており、ここから中に入ります。


特に中には案内表示のようなものはなく、入ったすぐの所にある
受付にいる係員(多分フリーメーソンの人なんだろうなぁ)に
「博物館見たいんですけど」とお願いすると、館内の見学の際に
必要なバッジを渡されて、2階の展示室の場所を教えてくれます。

…と書くと、いかにもうちが自分で係の人に博物館の場所を聞いて、
場所を教えてもらったような感じになりますが、実際はうちは英語が全く
話せないので、「博物館見たいって、なんて言えばいいのかなぁ…」とか
考えながら、「案内板とかないのかな…」とロビーをウロウロしていた所に、
「なにかお探し? 博物館の見学ですか?」と優しく笑顔で、係員の人に
声をかけてもらっただけだったりします(笑)。

おそらく「また世界征服企んでるとか思ってるんだろうなこの東洋人」とか
思われていたと思うんですが(;^^A、それでも笑顔で、「英語わかんないんだけど」
というと優しく途中まで道案内までしてくれた係員の人に、本当に感謝です…。



また、この博物館にはお土産屋さんもあり、博物館見学後、しっかり
お土産をゲット(笑)。ポストカードやコースター、万年筆に
タイピンなんかに加え、フリーメーソンの紋章入りの、
タブレットミントなんかも売っています(笑)。お値段50ペンス也



なんだかんだで1時間ほど見学&お土産漁りをしたあと、今度は
フリーメーソン博物館から歩いて10分かからないくらいの場所にある
観光名所、コヴェントガーデンに向かいました。

続く。





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